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【教会内部】教会建築のココを見る


教会 内部


カトリック教会の聖堂:教会内部

聖堂の内部は、主に前廊、外陣(身廊、側廊)、内陣の3つに分けられている



玄関(前廊):入口と教会堂内部(身廊、側廊)の間にある玄関部分。キリスト教公認直後は、洗礼を受けていない人々、求道者、洗礼志願者のエリアとされていた


聖水盤:聖堂入口付近にある聖水入れ。信徒らは、聖堂に入るときに手を聖水に浸して十字を切り、洗礼の約束を新たにし、身を清める


洗礼盤:生涯に1度だけの秘跡(サクラメント)である洗礼(バプテスマ)を受ける際に使用する聖水入れ


外陣(身廊・側廊):入口から内陣の間の会衆席の場所で、天井の高い中央部の身廊と天井の低い両側の側廊がある


聖体拝領台:御聖体をいただく聖体拝領の際に信徒がひざまずくための柵


内陣(チャンセル):主祭壇及び司式者席が配置された聖職者専用の場所であり、身廊・側廊の東側に位置している


朗読台:ミサの中で神の言葉を会衆者に向けて告げ知らせる場所


祭壇:司祭が祭儀を執り行うテーブル。最後の晩餐の食卓を模したもの


聖櫃(せいひつ):御聖体(主イエス・キリストの体であるパン)を納めた箱


御聖体ランプ:赤いランプは、御聖体が聖櫃に納められているしるし


香部屋へ通じる扉:香部屋は祭器具、祭服、典礼書などを保管し、祭服を着用したり、典礼準備をする小部屋




プロテスタント教会の礼拝堂:教会内部

礼拝堂の内部は、聖書を中心とした説教を聞くことが重視しているため、一般的な講堂と類似した平面(会衆席と講壇)が多い。ただし、プロテスタントの中でも聖公会は、祭壇を中心としたカトリック聖堂に近い様式である



聖壇(講壇):会衆席より少し高くなった部分。カトリックの内陣、正教会の至聖所と同様の場所


聖餐卓:聖餐式(キリストの最後の晩餐を象徴するパンと葡萄酒をいただく儀式)や洗礼式で使用するテーブル


説教台:聖職者が説教を執り行うのに使用する台




正教会の聖堂:教会内部

聖堂の内部は、主に、聖所、至聖所の3つに分けられている。構造は、聖書の旧約時代の幕屋やソロモンの神殿を雛形としている


啓蒙所:聖堂入口付近の場所であり、洗礼を受けていない人が立つべき位置であった。現在は、聖所との区別があまりない


聖所:聖堂の中央の場所で、信徒が立つべき位置。イコンが掲げられ、燭台が置かれる


至聖所:聖堂の奥にある最も重要な場所で、神品(聖職者)や神品を補佐する人たちのみが入ることを許されている


イコノスタス(聖障):聖所と至聖所を隔てるスクリーン(壁)。さまざまなイコンが掲げられている


宝座:至聖所の中央に置かれた台。聖体機密(サクラメント)が実際に執行される場所で、聖堂の中心的な位置を有している


奉献台:至聖所の左手奥に置かれている台。司祭は、聖体礼儀を行う前に奉献礼儀をこの上で行うため、聖体機密を行うための聖器物が安置されている


凱旋門:イコノタスの前に置かれる2本1組の旗


アナロイ:イコンや祈祷書を置くための台。移動可能


正門:両開きの扉


王門右側:救世主(キリスト) のイコン


王門左側:生神女(聖母マリア)のイコン

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