【キリスト教】
正教会、カトリック教会、プロテスタント教会
の教派の違い
キリスト教史の大きな転換点は、313年のローマ帝国におけるキリスト教公認後、教会勢力の拡大に伴い、教義が相違するようになったことだ。その結果、正統教会と異端教会が生まれる(4世紀頃)。
11世紀以降、正統教会は、東ローマ帝国の首都コンスタンチノープル(現イスタンブール)を中心とした東方教会(東方正教会)と、古代ローマ帝国の首都ローマを中心とした西方教会(ローマ・カトリック教会)に分かれる。
時代が下り16世紀になると、マルティン・ルターらによる宗教改革*1により、西方教会のローマ・カトリック教会から離れた教派であるプロテスタント教会が誕生する。1941年(昭和16)に成立した日本基督(キリスト)教団は、複数のプロテスタント教派による合同教会である*2。
*1: 今年(2017年)は、宗教改革(1517年)から500年の年
*2: プロテスタント教会は、ルター派(ルーテル教会)、聖公会、メソジスト、長老派、組合派など多くのグループを有する